SUBACUTE THYROIDITIS

のどの痛み・急な腫れ(亜急性甲状腺炎)

このページで解説している症状・状態

  • 首の前側に突然痛みが出た
  • 発熱・全身のだるさがある
  • 動悸・手のふるえがある
  • 風邪の後から首が痛くなった
  • 甲状腺ホルモンが高いと言われた

うるうクリニック港南台では、甲状腺専門医が診察し、当日エコー検査で状態を確認できます。

亜急性甲状腺炎とは

亜急性甲状腺炎は、のどの奥にある「甲状腺」という臓器が一時的に炎症を起こし、痛みや発熱、動悸などの症状があらわれる病気です。ウイルス感染(風邪など)の後に起こることが多く、他人にうつることはありません。

多くは数週間〜数か月で自然におさまる一過性の病気ですが、適切な治療と経過観察が大切です。30〜50代の女性に多い傾向があります。

亜急性甲状腺炎の症状

  • 首の前側の痛み(片側または両側)。特に触ると痛く、飲み込みにくいこともある
  • 発熱(38℃前後)
  • 疲れやすさ・だるさ
  • 動悸・息切れ・手のふるえ(甲状腺ホルモンが一時的に増えるため)
  • 一時的な体重減少や寝汗

「風邪が治ったはずなのに、首がズキズキ痛い」「のどが急に腫れてきた」という症状に心当たりがある方は、亜急性甲状腺炎の可能性があります。Instagramで症状から回復の流れまでを解説しています。

亜急性甲状腺炎が進行すると起こりうること

多くは1〜3か月で自然に回復しますが、痛みが強い場合は治療が必要です。また、炎症が治まった後に甲状腺機能が一時的に低下する「第2期」が数週間〜数か月後に来ることがあります。血液検査での経過観察が必要です。

亜急性甲状腺炎は適切な治療と経過観察を続けることでは早期に診断・治療を始めることで、症状を早期に和らげ、第2期への移行を適切にフォローできることが期待できます。痛みが続く場合や、一度治まった後に再び症状が出た場合はご相談ください。

当院の診断方法

血液検査

炎症の程度(CRP、白血球)や甲状腺ホルモン(FT3、FT4、TSH)の値を確認します。

甲状腺エコー検査

甲状腺に低エコー領域(炎症のある部分)が見られます。バセドウ病など他の甲状腺疾患との区別が重要です。

触診

甲状腺の腫れや圧痛を確認します。

当院の治療アプローチ

鎮痛・抗炎症薬(NSAIDs)

首の痛みや発熱が強い場合に、痛みや炎症を抑える薬を使用します。

ステロイド(プレドニゾロン)

痛みや炎症が強い場合、またはNSAIDsで改善しない場合に使用します。症状に応じて徐々に減量しながら数週間〜数か月かけて服用します。自己判断で急に中止してはいけません。

β遮断薬(動悸・手のふるえを抑える薬)

動悸・手のふるえなどの症状が強い場合に使用されることがあります。

受診の流れ

1

Web予約

Web予約システムから日時を選択します。

2

事前問診票の入力

Web問診システムから、来院前に問診票を入力してください。首の痛みが始まった時期、発熱の有無、風邪の後から症状が出たかどうかなどをご入力ください。症状の経過がわかると、診察時の確認がスムーズになります。

3

来院・診察・触診

首元が開けやすい服装でご来院ください。医師が症状の経過をお聞きし、甲状腺の腫れや押したときの痛みを確認します。痛みの場所や強さを確認しながら、必要な検査を判断します。

4

血液検査・エコー検査

血液検査で炎症の程度や甲状腺ホルモンの状態を確認し、エコー検査で甲状腺の炎症部分を確認します。検査結果をもとに、バセドウ病など他の甲状腺疾患との違いも確認します。

5

結果説明・治療方針のご提案

検査結果をわかりやすくご説明し、 内科的治療の方針をご提案します。 手術・アイソトープ治療が必要な場合は 連携する専門医療機関をご紹介します。

6

定期的な経過観察

痛みが改善した後も、一時的に甲状腺機能が低下する時期が来ることがあります。医師の指示に従い、血液検査で経過を確認します。