薬物療法について
糖尿病の薬物療法は、食事・運動療法だけでは血糖コントロールが改善しない場合、または診断時点ですでに血糖値が高い場合に開始されます。患者さんの病状・合併症の有無などを診て、医師が最適な薬を処方します。
内服薬の種類
現在日本で使用できる内服薬には様々な種類があります。
- ビグアナイド薬(メトホルミンなど):肝臓での糖新生を抑える
- SGLT2阻害薬(フォシーガ・ジャディアンスなど):腎臓から糖を排泄。心臓・腎臓の保護作用もある
- DPP-4阻害薬(ジャヌビア・グラクティブなど):血糖が高いときにインスリン分泌を促進
- GLP-1受容体作動薬(リベルサス内服):食欲抑制・肥満改善・多面的な効果
- スルホニルウレア薬:インスリン分泌を強力に高める
- グリニド薬:食後のインスリン分泌を高める
- αグルコシダーゼ阻害薬:糖の吸収を遅らせる
- チアゾリジン薬:インスリンの効きを良くする
- イメグリミン(ツイミーグ):インスリン分泌促進と抵抗性改善
注射製剤
インスリン製剤
不足しているインスリン分泌を注射で補います。超速効型・速効型・中間型・持効型など7種類があり、治療目的に応じて使い分けます。
GLP-1受容体作動薬(注射)
オゼンピック・トルリシティ・ビクトーザなど。血糖コントロールだけでなく、体重管理・心血管イベントリスクの低減にも効果があります。
※当院では、GLP-1受容体作動薬を糖尿病治療として使用します。自費診療による肥満治療は行っていません。
インスリンポンプ療法
インスリンポンプ療法は、専用の機器から少量のインスリンを持続的に注入し、血糖管理をサポートする治療法です。
当院では、Medtronic社のミニメド780Gを採用し、外来での導入相談に対応しています。
血糖変動に合わせた、より細やかなインスリン管理
血糖パターンや生活リズムを確認しながら、インスリン量を調整します。食事・運動・睡眠などによる血糖変動をふまえ、より細やかな管理を目指します。
外来での導入相談に対応しています
現在の治療状況や血糖データを確認したうえで、ポンプ療法が適しているかを検討します。初診当日の導入ではなく、事前相談・診察・設定確認を行いながら進めます。
