COLUMN

コラム

風疹・麻しん・MRワクチン
感染前に知っておきたい大人のワクチン事情

2026.07.08 予防接種
風邪・麻しん・MRワクチン

風疹・麻しんはどちらも「子どもの病気」というイメージを持たれがちですが、大人がかかると重症化しやすく、社会的な感染拡大のリスクも高い感染症です。自分の接種歴・抗体価を一度確認してみましょう。

風疹とは

風疹ウイルスによる感染症で、発熱・発疹・リンパ節の腫れが主な症状です。大人がかかると症状が重くなることがあります。特に妊娠初期の女性が感染した場合、生まれてくる赤ちゃんに先天性心疾患・難聴・白内障などを引き起こす「先天性風疹症候群(CRS)」のリスクがあります。

接種が必要かのめやす

  • 風疹抗体価(HI法)が16倍以下の方に積極的に推奨
  • 妊娠希望の方・パートナーへの接種推奨(接種後2か月は妊娠を避ける)
  • 第5期定期接種対象者(1962年4月2日〜1979年4月1日生まれの男性)は全額公費
  • 横浜市追加対策事業の対象者は助成制度あり

麻しん(はしか)とは

麻しんは空気感染・飛沫感染・接触感染のすべての経路で感染し、感染力は非常に強い感染症です。高熱・発疹・カタル症状が現れ、肺炎・脳炎などの合併症を起こすこともあります。

自分の免疫を確認するめやす(EIA法-IgG)

  • 16.0以上:今すぐの接種は不要
  • 2.0〜15.9:1回接種を推奨
  • 2.0未満:2回接種を推奨(4週間以上の間隔をあけて)

年代別の注意点

1977年〜1990年生まれの方は定期接種が1回のみの年代にあたり、免疫が不十分な場合があります。母子手帳などで接種歴を確認することをお勧めします。

MR(麻しん・風しん混合)ワクチンとは

MRワクチンは麻しんと風しんを1本で同時に予防できる混合ワクチンです。症状・抗体価・接種歴に応じて、MRワクチンか単独ワクチンかを選択します。

※ 現在、MRワクチン・麻しんワクチンは出荷制限中ですが、Web予約で空き枠があればご予約可能です。最短予約可能日を余裕をもったスケジュールに設定しています。

接種スケジュールに関する注意点

生ワクチン(風疹・麻しん・おたふくかぜ・水痘など)を接種する場合、
他の生ワクチンとの間隔は原則として27日以上あける必要があります。(同日接種は可能です。)

副反応について

よくある副反応

  • 接種部位の赤み・腫れ・痛み
  • 発熱・発疹(接種後5〜14日頃に現れることがある)
  • リンパ節の腫れ(接種後1〜3週間頃に現れることがある)

稀な副反応

  • アナフィラキシー
  • 血小板減少性紫斑病(非常に稀)

費用について

接種費用の詳細は当院の予防接種ページをご確認ください。

こんな方に特に接種をお勧めします

  • 65歳以上の方
  • 糖尿病・心疾患・慢性呼吸器疾患などの基礎疾患がある方
  • 小さなお子さんや高齢者と同居している方
  • 医療・介護関係者の方

医師紹介(監修)

長田 潤

長田 潤 先生

うるうクリニック統括院長

特に妊娠を希望される方・そのパートナーには、風疹の抗体検査と接種をお勧めしています。自分の免疫状態を確認しておくことが大切です。

うるうクリニック港南台での受診について

接種を迷っている方も、まずご相談から始めていただけます。うるうクリニック港南台では土日も診療しています。

長田 潤 先生