HPV(ヒトパピローマウイルス)は性経験のある女性の50%以上が生涯で一度は感染するとされているウイルスです。子宮頸がんの原因の多くはHPV感染であり、ワクチンで予防できる唯一のがんとして注目されています。
HPVとはどんなウイルスか
HPVは100種類以上の型があり、一部の型が子宮頸がん・膣がん・外陰がん・肛門がんなどの原因になります。男性においても肛門がんや尖圭コンジローマの原因になることがあります。
HPVワクチンの違い
ガーダシル(4価)
- 対応型:6・11・16・18型(子宮頸がんに加え尖圭コンジローマも予防)
- 対象:9歳以上の男女
- 接種回数:3回(初回・2か月後・6か月後)
シルガード9(9価)
- 対応型:6・11・16・18・31・33・45・52・58型(子宮頸がんの80〜90%をカバー)
- 対象:9歳以上の男女
- 接種回数:3回(初回・2か月後・6か月後)。初回接種時15歳未満なら2回でも可
副反応について
よくある副反応
- 接種部位の痛み・赤み・腫れ(最も多い副反応)
- 頭痛・発熱・倦怠感
稀な副反応
- 接種後に立ちくらみ・失神が起きることがあります。接種後15〜30分は院内で座って安静にしてください
- まれに接種後数日から数週間後に関節痛・筋肉痛が現れることがあります
過去に社会的な議論があったワクチンですが、現在は国内外の研究で安全性と有効性が確認されており、定期接種として推奨されています。
定期接種・公費対象の方
- 小学6年〜高校1年相当の女子:定期接種(全額公費)
- キャッチアップ接種対象者:全額公費(詳細は当院にご確認ください)
- 上記以外の任意接種希望者:費用の詳細は予防接種ページをご確認ください
医師紹介(監修)
長田 潤 先生
うるうクリニック統括院長
長田 潤 先生
うるうクリニック統括院長
HPVワクチンは子宮頸がんを防ぐことが科学的に証明されています。定期接種の対象年齢を過ぎた方でも、任意接種として受けることができます。