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コラム

大人もかかるRSウイルス—— 高齢者・基礎疾患のある方が知っておきたい重症化予防

2026.07.08 予防接種
大人もかかるRSウィルス

「RSウイルスは子どもの病気」というイメージを持っている方も多いかもしれません。
 しかし実際には、高齢者や基礎疾患のある方では肺炎や入院につながることもある感染症です。

近年、このRSウイルスに対するワクチンが登場し、大人でも予防が可能になりました。
 「自分も対象なのか」「接種したほうがいいのか」と迷っている方に向けて、基本的な情報をまとめます。

RSウイルスとはどんな病気か

RSウイルス(Respiratory Syncytial Virus)は、呼吸器に感染するウイルスです。
主に秋〜冬にかけて流行し、咳・発熱・鼻水など風邪に似た症状を引き起こします。

多くの健康な成人では軽症で済みますが、以下の方では注意が必要です。

  • 65歳以上の方
  • 糖尿病・心疾患・慢性呼吸器疾患などの基礎疾患がある方
  • 免疫機能が低下している方

これらの方では、肺炎や気管支炎へ進行し、入院が必要になるケースもあります。

RSウイルスはインフルエンザほど知られていませんが、
高齢者においては重症化リスクのある感染症のひとつです。

ワクチンの種類・特徴

RSウイルスワクチンの目的は、感染を完全に防ぐことではなく、重症化を防ぐことです。RSウイルスは感染自体を完全に防ぐことが難しいウイルスですが、ワクチンを接種することで、肺炎や入院といった重い経過を防ぐことが期待されています。

なお、RSウイルスの予防には妊婦の方が接種して赤ちゃんを守るワクチンもあります。ご自身やご家族の状況に応じて適した予防方法が異なるため、気になる方はLINEにてお気軽にご相談ください。

現在、成人向けのRSウイルスワクチンは主に2種類あります。
いずれも1回の接種で効果が期待できる点が特徴です。

アレックスビー

  • 対象:主に60歳以上
  • 接種回数:1回
  • 特徴:重症化予防効果が確認されている

アブリスボ(成人適応)

  • 対象:60歳以上
  • 接種回数:1回
  • 特徴:幅広い年齢層で使用可能

当院では、成人向けRSウイルスワクチンとしてアブリスボを採用しています。 接種をご希望の方は、対象年齢や体調、ご不安な点も含めてお気軽にご相談ください。

接種のタイミングと回数

接種回数は1回です。RSウイルスは秋〜冬に流行するため、流行が始まる前(秋頃まで)の接種が推奨されます。ただし、時期に関わらず「接種を検討したタイミング」で受けることも可能です。

副反応について

よくある副反応

    • 接種部位の痛み・赤み・腫れ
    • 倦怠感・筋肉痛・頭痛
    • 軽い発熱

    いずれも多くは接種後1〜3日程度で自然に回復します。

    稀な副反応

    • アナフィラキシー

    こんな方に特に接種をお勧めします

    • 60歳以上の方
    • 糖尿病・心疾患・慢性呼吸器疾患などの基礎疾患がある方
    • 免疫力が低下している方
    • ご家族に高齢者や基礎疾患のある方がいる方
    • 冬場に体調を崩しやすい方

    「風邪で済むと思っていたら長引いた」

    「毎年冬に体調を崩す」

    こうした経験がある方は、一度検討してもよいワクチンです。

    費用について

    アブリスボは取り寄せ対応のため、ご予約時に事前ウェブ決済をお願いしております。 費用は43,000円(税込)で、事前決済38,000円、接種当日に手技料相当分5,000円を頂戴します。
    接種をご希望の方は、予約時にあわせてお手続き方法をご確認ください。

    医師紹介(監修)

    長田 潤

    長田 潤 先生

    うるうクリニック統括院長

    RSウイルスは高齢者や基礎疾患のある方では重症化することがあります。インフルエンザと同様に、“重症化を防ぐための予防”としてワクチンを検討していただくことが大切です。

    うるうクリニック港南台での受診について

    接種を迷っている方も、まずご相談から始めていただけます。うるうクリニック港南台では土日も診療しています。

    長田 潤 先生