GRAVES' DISEASE

バセドウ病(甲状腺中毒症)

このページで解説している症状・状態

  • 心臓がドキドキする、脈が速い
  • 食べているのに体重が減る
  • 汗をかきやすく、暑がりになった
  • 手が震える、イライラする
  • 疲れやすいのに眠れない
  • 首の前が腫れてきた気がする

うるうクリニック港南台では、甲状腺専門医による診察と当日エコー検査で、原因を丁寧に調べます。

バセドウ病とは

バセドウ病は、甲状腺機能亢進症の原因として最も多い病気です。免疫の異常によってTSH受容体抗体(TRAb)という自己抗体が作られ、この抗体が甲状腺を過剰に刺激し続けます。その結果、甲状腺ホルモンが大量に分泌され、全身の代謝が異常に亢進した状態になります。

バセドウ病は女性に多く、患者数は男性の3〜5倍とされています。特に20代から40代にかけて発症しやすい傾向があります。

「甲状腺機能亢進症」と「バセドウ病」—この2つの言葉は同じ意味?それとも違う?
Instagramで、身近なたとえを使って1分間でわかりやすく解説しています。

バセドウ病の症状

三大症状

  • 甲状腺の腫れ(びまん性甲状腺腫)
  • 頻脈(脈が速くなる)
  • 眼球突出

そのほかの症状

  • 動悸・息切れ
  • 手の震え(振戦)
  • 多汗・暑がり
  • 全身のだるさ・疲れやすさ
  • 食欲があるのに体重が減る
  • イライラ・不眠・集中力の低下
  • 月経異常
  • 炭水化物の多い食事や運動後に手足が突然動かなくなる(周期性四肢麻痺)

更年期障害・自律神経失調症と間違われやすい病気です

動悸、発汗、イライラ、不眠といった症状は、更年期障害や自律神経失調症と非常に似ています。「年齢のせい」「ストレスのせい」と思い込んで受診が遅れるケースも少なくありません。気になる症状が続く場合は、一度甲状腺の検査を受けることをお勧めします。

バセドウ病が進行すると起こりうること

心血管系への影響

甲状腺ホルモンの過剰は心臓に大きな負担をかけます。不整脈(心房細動)や心不全に進行するリスクがあります。

骨へのダメージ

甲状腺ホルモンが過剰な状態が続くと、骨からカルシウムが失われ、骨粗鬆症のリスクが高まります。

甲状腺クリーゼ(緊急事態)

手術や感染症などをきっかけに、甲状腺ホルモンが急激に大量分泌される「甲状腺クリーゼ」を起こすことがあります。高熱・意識障害・心不全などを伴う生命に関わる状態で、緊急の治療が必要です。

バセドウ病は早期に診断・治療を始めることでは早期に診断・治療を始めることで、心臓や骨へのダメージを抑え、日常生活への影響を最小限にとどめることがことが期待できます。気になる症状が続く場合は、まず一度ご相談ください。

当院の診断方法

血液検査

甲状腺ホルモン(FT3・FT4)の上昇、TSHの低下、TRAb・TSAb の高値を確認します。
甲状腺ホルモンの結果は当日確認できます。
 TRAbなどの抗体検査は外注検査のため、結果まで数日かかります。

甲状腺エコー検査

甲状腺の大きさや血流の状態を確認します。うるうクリニック港南台では、受診当日にエコー検査を実施できます。

鑑別診断が難しい場合

甲状腺シンチグラフィ検査が必要な場合は、近隣の基幹病院にご紹介します。

当院の治療アプローチ

内科的治療(当院で対応)

抗甲状腺薬(メルカゾール®・プロパジール®)の内服で、甲状腺ホルモンの合成を抑えます。服用開始から3か月以内に皮疹(約5%)や白血球減少・無顆粒球症(約0.1〜0.2%)の副作用が現れることがあります。副作用が疑われる場合は速やかにご連絡ください。眼の症状が強い場合は、必要に応じて専門の眼科へご紹介します。

外科治療・アイソトープ内用療法(専門病院へご紹介)

手術や放射性ヨウ素を用いたアイソトープ治療が適切と判断される場合は、連携する専門医療機関をご紹介します。

⚠ 妊娠中・授乳中の方へ:妊娠時期に応じて使用できる薬剤が異なります。妊娠5週〜16週はメルカゾールを避けプロパジールを使用し、16週以降はメルカゾールに切り替えることができます。早めにご相談ください。

受診の流れ

1

Web予約

Web予約システムから日時を選択します。

2

事前問診票の入力

Web問診システムから、来院前に問診票を入力してください。

3

来院・診察

医師が症状・経過・服薬状況などを丁寧にお聞きします。

4

血液検査・エコー検査

甲状腺ホルモン・TSH・TRAbの院内迅速検査とエコー検査を当日実施できます。

5

結果説明・治療方針のご提案

検査結果をわかりやすくご説明し、 内科的治療の方針をご提案します。 手術・アイソトープ治療が必要な場合は 連携する専門医療機関をご紹介します。