COLUMN

コラム

バセドウ病と診断されたら。
治療の選択肢と日常生活で気をつけること

2026.07.08 甲状腺・内分泌内科
バセドウ病と診断されたら

バセドウ病と診断されても、「どんな治療があるのか」「日常生活で何に気をつければいいのか」がわからず不安な方も多いと思います。

バセドウ病とはどんな病気か

免疫の異常によってTSH受容体抗体(TRAb)が作られ、甲状腺を過剰に刺激し続けることで甲状腺ホルモンが大量に分泌される病気です。女性に多く、患者数は男性の3〜5倍とされています。

3つの治療選択肢

内科的治療(当院で対応)

抗甲状腺薬(メルカゾール®・プロパジール®)の内服で甲状腺ホルモンの合成を抑えます。外来で開始でき、ほとんどの患者さんに施行可能です。服用開始から3か月以内に皮疹(約5%)や無顆粒球症(約0.1〜0.2%)の副作用が現れることがあります。

外科治療(専門病院へご紹介)

甲状腺の大部分を切除する手術です。早くて確実性が高く再発が少ない反面、入院・麻酔が必要です。

アイソトープ内用療法(専門病院へご紹介)

放射性ヨウ素を服用して甲状腺組織を破壊する治療です。外来で治療でき副作用・合併症が少ないですが、基本的に甲状腺機能低下症になります。若年者・妊娠中・授乳中の方には行えません。

これらの治療法には、それぞれにメリット・デメリットがありますInstagramで各治療法の特徴を1分間でわかりやすくまとめています。治療選択の参考にしてください。

日常生活で気をつけること

  • 疲れやストレスは症状を悪化させる場合があります。無理をしない生活リズムを意識してください
  • ヨウ素(昆布などの海藻類)の過剰摂取は控えることをお勧めします
  • 薬の飲み忘れに注意してください
  • 皮疹・発熱・咽頭痛が現れた場合は無顆粒球症の可能性があります。すぐにご連絡ください

妊娠を希望されるかたへ

妊娠時期に応じて使用できる薬剤が異なります。妊娠前から計画的な管理が重要です。早めにご相談ください。

医師紹介(監修)

長田 潤

長田 潤 先生

うるうクリニック統括院長

バセドウ病は治療の選択肢が複数あります。患者さんの状況に応じて一緒に方針を考えますので、不安なことはなんでもご相談ください。

うるうクリニック港南台での受診について

この症状、相談していいのかな…という段階でも大丈夫です。うるうクリニック港南台では甲状腺専門医が当日エコー検査とともに診察します。

長田 潤 先生