A型肝炎は日本国内では比較的少ない感染症ですが、海外渡航中に感染するリスクがあります。渡航前の準備として、ぜひ接種を検討してください。
A型肝炎とはどんな病気か
A型肝炎ウイルスによる一過性の感染症です。糞便から排泄されたウイルスが水・食べ物・魚介類を介して口から入ることで感染します(経口感染)。性交渉での感染もあります。
主な症状
- 2〜7週間の潜伏期間の後、急な発熱・全身倦怠感・食欲不振・吐き気
- 数日後に黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)
- 高齢者・慢性肝疾患のある方は重症化しやすい
接種対象
- A型肝炎が流行している国・地域への渡航者(特に途上国・流行国)
- 慢性肝疾患(B/C型肝炎・肝硬変など)のある方
- 高齢者
接種スケジュール
3回接種(初回・2〜4週後・24週以降)でほぼ100%の抗体獲得が期待できます。3回接種後は約5年間効果が持続し、その後5〜10年ごとの追加接種が推奨されます。海外渡航前は出発1〜2か月前までに受診し接種を開始するのが理想です。
副反応について
よくある副反応
- 接種部位の赤み・腫れ・痛み(2〜3日で自然に回復)
- 倦怠感・頭痛・発熱(比較的稀)
稀な副反応
- アナフィラキシー
費用について
接種費用の詳細は当院の予防接種ページをご確認ください。
医師紹介(監修)
長田 潤 先生
うるうクリニック統括院長
長田 潤 先生
うるうクリニック統括院長
海外渡航を予定している方、慢性肝疾患をお持ちの方には、出発の1〜2か月前からの接種開始をお勧めしています。早めの準備が大切です。