睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に何度も呼吸が止まる病気です。無呼吸によって血中の酸素が不足し、夜中に何度も起きたり、熟睡感が得られず起床時に疲れが取れていなかったりします。慢性的な睡眠不足から、日中の眠気、倦怠感、集中力低下、気分の落ち込みが起こることがあります。
睡眠時無呼吸症候群は肥満症、糖尿病、脂質異常症、高血圧、狭心症、心筋梗塞などの心血管疾患、脳卒中などさまざまな病気の発症リスクを高めると言われています。
睡眠時無呼吸症候群セルフチェック
こんな症状はありませんか。思い当たる方はご相談下さい。当院では外来で検査が可能です。
- いびきをかく。
- 睡眠中に「呼吸が苦しそうだ」あるいは「呼吸が止まっている」 と指摘されたことはある。
- 起床時、疲れが残っていたり、頭がスッキリしないことがある。
- 起床時、頭痛や口渇感がある。
- 日中に我慢できないほど眠くなることがある。
- 肥満傾向だ。
診療の流れ
初診
事前にweb問診をお願いします。糖尿病、脂質異常症が疑われる場合は、血液検査が必要になることがあります。
在宅PSG(ポリソムノグラフィ)検査
ご自宅にPSG検査キットを配送します。ご都合の良い日に装着して、お休みになってください。検査終了後はキットを送り返して頂くだけで、解析ができます。
再診(2〜3週後)
PSGで一時間あたりの無呼吸の回数(AHI)を確認します。AHI 40以上なら持続陽圧呼吸療法(CPAP)の適応です。AHI 20〜40の場合は、即、CPAPの適応にならないものの、身体への影響は相当であり、何らかの対処が必要です。当院では、脳波まで評価するフルPSG検査の追加をお勧めしています。フルPSG検査ではAHI 20以上ならCPAPの適応になります。