HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされているウイルスです。子宮頸がん、膣がんなどの婦人科癌のリスクになるほか、男性においても肛門がんや尖圭コンジローマなどの原因にもなります。
日本で使用されているワクチンは、サーバリックス(GSK社)とガーダシル(MSD社)の2種類があります。当院で採用しているガーダシルは、子宮頸がんなどを起こすヒトパピローマウイルス感染症(16,18型) と尖圭(せんけい)コンジローマなどを起こすヒトパピローマウイルス感染症(6,11型)、以上4つの型への感染を防ぐ4価のワクチンです。男女とも接種可能であり、小学校6年~高校1年相当の女子を対象に、定期接種が行われています。
また、2020年には新たにシルガード9が認可されました。当院でも接種ができます。シルガード9はガーダシルがカバーする4つの型に加え、がんになりやすい31、33、45、52、58の5つの型も含めた9つの型への感染を防ぐ9価のワクチンです。こちらは9歳以上の女性のみが対象です。
接種回数・スケジュール
- 合計3回(初回、2ヶ月後、6ヶ月後)の接種が必要です。
接種料金(税込み)
- ガーダシル・・・18,700円(※)
- シルガード9・・・37,400円(※※)
※定期接種の対象者(平成16年4月2日~平成21年4月1日生まれの女子)は無料です。
※※女性のみ対象