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グルカゴン負荷試験

グルカゴンとは

ヒトの体の中で作られる、血糖値を上げる強力なホルモンです。グルカゴンは膵臓のα細胞で作られます。肝臓で貯蔵してあるブドウ糖を分解し、血糖値を上げる効果があります。また、膵臓のβ細胞から作られるインスリンの分泌を促進したり、成長ホルモンの分泌を促進する効果もあります。

グルカゴン負荷試験の意義

糖尿病の病態はインスリン分泌障害と、インスリン抵抗性(インスリンの効き目が悪い)の組み合わせです。1型糖尿病などのインスリン依存状態では、インスリン補充療法が必須です。2型糖尿病でも、時間経過とともにインスリン分泌が落ちてくることが多いため、インスリン導入が必要なタイミングを適切に判断することが重要です。また逆に、インスリンを頻回に注射していた方も、ご自身のインスリン分泌が十分にあれば、注射の回数や単位数を減らして、負担軽減ができるかもしれません。 そのためには、インスリン分泌能を精確に把握する必要があり、その為にグルカゴン負荷試験が役立ちます。

グルカゴン負荷試験の対象と目的

・1型糖尿病の診断時。緩徐進行1型糖尿病の場合はその後も定期フォローをします(年1回)。

・2型糖尿病の診断とその後の定期フォロー(年1回)。

・褐色細胞腫という副腎のご病気がある場合は、血圧が急に上昇してしまうため、グルカゴン負荷試験は行なえません。

検査の流れ

①採血(1回目)

②グルカゴンを注射

③6分間、ベッド上で安静に過ごします

④採血(2回目)

※心電図と組み合わせて行うことがあります。 

グルカゴン負荷試験

検査を受ける前に

・検査は空腹時に行います。

検査前5時間は絶食をお願いします。(水分摂取は水・お茶のみ可)

・心電図検査のある方は、着脱しやすい服装でお越しください。

・検査当日は、検査開始までにトイレを済ませてください。

副作用

・グルカゴン注射後30秒〜数分後に少し嘔気症状が出ることがありますが、ほとんどの場合すぐに治まります。

グルカゴン負荷試験結果の評価の仕方

グルカゴン負荷前の空腹時CPR 0.5 ng/ml未満、もしくはグルカゴン負荷後CPR 1.0 ng/mlがインスリン依存状態の指標です。

ただし、血糖値とあわせて総合的に考える必要があります。例えば、低血糖の場合はインスリン非依存状態であっても、インスリン分泌が抑制され、1.0 ng/ml未満になることもあります。個別の判断が必要ですので、外来で相談しましょう。

C ペプチドによるインスリン依存状態の判定

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